ブラジル入植400周年記念

オズワルド・クルス(1872-1917)はリオデジャネイロの医科大学で細菌学を研究し、黄熱病対策のための血清やワクチンを開発する研究所に務めた。後にリオデジャネイロ公衆衛生局長となり、1907年までに黄熱病の撲滅を達成した。

皇帝ペドロ2世の治世下に発行された白銅貨

レパブリカは共和政ブラジルを象徴する女神像。自由と解放の女神リベルタスを基にイメージされた。

シモン・ボリバル(1783年～1830年)は南米諸国をスペインから独立させたラテンアメリカの英雄。スペインからの独立戦争が勃発すると生まれ故郷のヴェネズエラをはじめ、コロンビアやエクアドルの解放闘争を指導した。

ラファエル・カレラは中央アメリカ連邦から独立したグアテマラの初代大統領(在任:1839年～1865年)。

ラファエル・カレラの肖像を描いたコインは彼の在任中に発行が開始された。ラファエル・カレラは、独立したグアテマラ共和国の独自のコイン発行に熱心であった。特に自らの肖像を描いたコインの発行に強いこだわりをみせ、造幣機械の輸入から試作品が出来るまで関係者を急かし続けたと伝えられている。自らの肖像が打刻された1ペソ銀貨の試作品を見せられた大統領は大いに感激し、銀貨を持ってきた造幣局長を抱きしめたという。

ペルーは伝統的に「ソル」単位の通貨を発行してきましたが、チリとの戦争中(太平洋戦争)にはスペインと同じ「ペセタ」を単位としたコインが発行されました。その規格もスペインのペセタ銀貨と同じように造られています。