商品説明
元老院議員であったプピエヌス帝は、マクシミヌス帝に反旗を翻した元老院によって選出された。共に共治帝として選出されたバルビヌスをローマに留め、プピエヌスがマクシミヌス討伐軍を率いて出陣した。この際、ゴルディアヌス3世が副帝に任じられている。
マクシミヌス討伐を成功させてローマへ帰還した直後から、同僚であるバルビヌス帝との確執が顕わになり、政務にも支障が出るまでになった。元老院によって選ばれた二人の皇帝は軍の支持を得られず、即位からわずか3ヶ月で共々親衛隊によって惨殺された。
このコインはわずか3ヶ月の間に造られた内、良好な状態で現存する貴重な一枚。裏面の握手図は両皇帝間の協力関係、もしくは軍との友好・信頼関係を象徴している。