• アメリカ合衆国 1964 1/2ドル銀貨 ジョン・F・ケネディ
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 1963年11月22日にダラス市でケネディ大統領が暗殺された直後から、合衆国造幣局にはケネディを称えるコインの製造を求める声が多く寄せられました。後任となったリンドン・ジョンソン大統領は1/2ドル銀貨のデザインを変更する法案を下院に提出し、12月30日に議会を通過しました。なおアメリカでは個人崇拝を防ぐ目的から、存命中の人物を貨幣のデザインに採用することは禁止されています。

 コインに採用された横顔像はケネディ大統領が生前に、銅メダル用として用意されていたものを自ら承認し、準備が進められていたデザインをベースとしています。造幣局の彫刻師ギルロイ・ロバーツは未亡人となったジャクリーン・ケネディの助言も取り入れながら彫刻を微調整し、コイン用の肖像を短期間で仕上げていきました。
 裏面のデザインはロバーツの弟子にあたるフランク・ガスパロが手掛けた大統領紋章が元になっています。アメリカ独立時の13州に準えて、モットーの文字数、星、ストライプ、矢、オリーヴの葉と実の数はどれも13で統一されています。

 コインの製造は1964年2月11日からフィラデルフィアとデンヴァーの造幣局で開始され、3月5日には連邦準備銀行に輸送され市場に投入されました。なお、銀相場の高騰により翌1965年から銀品位は40%に引き下げられ、現在では白銅と銅の複合貨になっています。銀品位90%で製造されたのは、発行が開始された1964年のみでした。


 

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