• ブルボン朝フランス 1768 エキュ銀貨 ルイ15世
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 18世紀半ば、ブルボン朝時代のフランス王国で発行されたエキュ銀貨。身分と経済格差が大きかった当時、40mm 29gの大型銀貨は農民など一般庶民の間で流通することはなく、主に商取引に用いられていたと考えられます。

 表面には国王ルイ15世(在位:1715年~1774年)の横顔肖像が打ち出されています。5歳で即位し、およそ60年もの間君臨したルイ15世のコインには、幼年像と青年像のものが存在します。この銀貨は治世後期に発行されたものですが、その姿は青年像のままです。
 なお、裏面につけられている傷跡は「アジャストマーク」と呼ばれ、コインを製造した際、造幣所の作業員が重量を調整するために鑢で削った跡だとされています。後の流通過程で付けられた傷では無い為、コインのグレード評価には大きく影響しません。


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 ルイ15世はわずか5歳で即位したため政治にほとんど関わらないまま成人し、その後も宮廷内の側近や貴族たちが政治を司りました。絶対王政の下、国王ルイ15世は絶大な権力を有していましたが、本人はヴェルサイユ宮殿での贅沢で優雅な生活に耽り、政務や財政を省みませんでした。特に愛人の数は多く、「鹿の園」と呼ばれた後宮には娼婦をはじめとする多くの女性を囲っていたと伝えられており、後には「最愛王」という異名を付けられるほどでした。

 優雅と贅沢の限りを尽くしたルイ15世の時代にフランスの財政は逼迫し、後のルイ16世時代の「フランス革命」の原因と云われています。


 

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