- スロヴァキア 1944 50コルン銀貨 ヨゼフ・ティソー
商品説明
【スロヴァキア共和国独立5周年記念銀貨】
1939年、スロヴァキアはナチス・ドイツの支援によりチェコスロヴァキア共和国から分離独立した。コインの表面には独立が宣言された「1939年3月14日」銘が配されている。スロヴァキア人民党の党首でカトリック司祭だったスロヴァキア自治政府の首相 ヨゼフ・ティソー(1887-1947)がアドルフ・ヒトラーの支持を受け、独立したスロヴァキア共和国の初代大統領に就任した。しかし実態はドイツの保護国であり、傀儡政権はドイツへの戦争協力や国内のユダヤ人移送などを実行していた。ティソー政権はナチスに倣った全体主義・権威主義体制を敷く一方、対外的にはドイツ、フランス、イギリス、日本など27カ国によって国家承認された。1940年11月には日独伊三国同盟に参加している。
独立後は独自通貨スロヴァキア・コルンを導入し、ドイツの1ライヒスマルク=10コルン(*1940年10月1日に11.62コルンに改定)の価値と定められた。
この記念銀貨が発行された5ヵ月後にスロヴァキア国内で反政権・反ナチスの民衆蜂起が勃発し、事態を収拾するためドイツ軍によって全土が占領された。1945年4月、ソ連軍の侵攻によってティソー政権は国外に亡命、スロヴァキアは再びチェコと合邦してチェコスロヴァキア共和国が復活した。戦後、アメリカ軍に逮捕されたティソーはじめ旧スロヴァキア共和国政府の幹部はチェコスロヴァキア政府に引き渡された。スロヴァキアの首都ブラチスラヴァで人民裁判が開かれ、戦争犯罪責任によって1947年に絞首刑に処された。