商品説明
16世紀の探検家バスコ・ヌーニェス・デ・バルボアと、パナマ共和国の女神像が表現された大型の1バルボア銀貨。1931年に発行が開始されたこのタイプの1バルボア銀貨は、その後1947年まで断続的に製造されました。1947年銘はその最後の年です。
当時の1バルボア銀貨はアメリカの1ドル銀貨と同じ重量、直径、銀品位で製造されていました。パナマ運河は建設に関わったアメリカの施政下に置かれ、パナマ共和国自体も政治・経済の面でアメリカに依存していました。
紙幣はアメリカドルがそのまま流通し、コインはパナマ独自のものが使用されましたが、それらは全てアメリカのフィラデルフィア造幣局で製造されたものでした。もともと1バルボアと1ドルは等価に設定されていた為、造幣局にとっては効率的でしたが、アメリカによるパナマ支配を象徴する皮肉なコインとしても記憶されています。