• 帝位簒奪者マグネンティウス/騎馬像&命乞いする蛮族
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 マグネンティウスは帝国西部を統治していた皇帝コンスタンス2世を殺害し、自ら皇帝位を僭称した将軍です。一時はイタリア半島からガリア、ゲルマニア地方などを勢力下に置いていましたが、コンスタンス2世の兄コンスタンティウス2世との戦いに敗れて自決しました。

 裏面に表現された勇ましい騎士は、マグネンティウス本人を表していると云われています。左手で盾、右手で長槍を構えるマグネンティウスは、辺境から侵寇した蛮族の兵にとどめを刺そうとしています。一方の蛮族は盾を放り出し、槍も折れ曲がってしまい、戦いを放棄しています。膝まづいた蛮族は馬上のマグネンティウスに両手を掲げて、必死に命乞いしているように見えます。


 

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