- 神聖ローマ帝国 1682 ターラー銀貨 レオポルト1世
商品説明
神聖ローマ皇帝レオポルト1世(在位:1658-1705)は即位前は聖職者としての教育を受けた敬虔なカトリック教徒であり、平和主義を志向する教養人でもあった。しかしその治世はオスマン=トルコによるウィーン包囲やハンガリー貴族の大規模な反乱、フランスやスペインなど周辺諸国との戦争が相次いだ。
レオポルト1世は自ら作曲を手掛け舞台に立つなど、文化人としての活動から「バロック大帝」とも称された。皇帝の庇護下でウィーンの音楽と演劇は発展し、ヨーロッパの文芸中心都市として知られるようになった。
コインの表面には月桂冠を戴くレオポルト1世の横顔肖像が打ち出されている。出っ張った顎は俗に「ハプスブルクの顎」と称され、ハプスブルク家の遺伝的特徴とされた。コインは当時のロール方式による製造から、一部がやや湾曲した形状になっている。