19世紀～20世紀初頭のイギリスではコインの図柄をエナメルによって彩色し、ペンダントやブローチにする工芸品が流行しました。こうしたコインジュエリーは「ヴィクトリアン」と通称され、熟練の職人による繊細な作業によって、多種多様な作品が生み出されていました。現在では再現困難な、アンティークコインジュエリーです。

　100年以上前に作成された工芸品を、18金枠を付けることによって豪華なペンダントとして生まれ変わらせました。


　使用しているコインは18世紀末、ジョージ3世の時代に発行された1シリング銀貨です。スターリングシルバー(Silver92.5%)で製造されたこのコインは、当時のイギリス国内で広く流通したコインのひとつでした。

　連合王国の紋章は色鮮やかに、内部の装飾まで彩色され、深いネイビーブルーが海洋国家となった大英帝国を象徴しています。周辺の文字銘まで丁寧に縁取られ、細やかな職人の技術力が垣間見えます。19世紀英国の職人による、時間を気にせず作成した一点限りの作品です。


　周囲には18金の装飾枠を巻き、美しく豪華なコインジュエリーに仕立てました。アンティークと現代の技術の融合。世界で一品だけの特別なコインペンダントです。両面リバーシブルでご使用いただけます。