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- 南アフリカ トランスヴァール共和国 2シリング銀貨 ヴィクトリアンコインペンダント
商品説明
19世紀~20世紀初頭のイギリスではコインの図柄をエナメルによって彩色し、ペンダントやブローチにする工芸品が流行しました。こうしたコインジュエリーは「ヴィクトリアン」と通称され、熟練の職人による繊細な作業によって、多種多様な作品が生み出されていました。現在では再現困難な、アンティークコインジュエリーです。
100年以上前に作成された工芸品を、18金枠を付けることによって豪華なペンダントとして生まれ変わらせました。
使用しているコインは19世紀末の南アフリカ、トランスヴァール共和国で発行された2シリング銀貨です。
トランスヴァール共和国はオランダ系移民(ボーア人)によって建設された国家であり、現在の南アフリカ内陸部に存在しました。正式名称は「南アフリカ共和国」であり、コインにはアフリカーンス語による「ZUID AFRIK. REPUB. (Zuid-Afrikaansche Republiek=南アフリカ共和国)」銘が配されています。
表面には当時の大統領ポール・クリューガーの横顔肖像が表現されています。トランスヴァール共和国は1886年に金鉱脈が発見されたことにより経済的に潤いましたが、金を巡ってイギリスと対立し、二回にわたる戦争(ボーア戦争)の末にイギリス軍によって攻め滅ぼされました。ポール・クリューガーは亡国となったトランスヴァールの最後の大統領となり、1900年の敗戦に伴いヨーロッパへ亡命しました。
表面のポール・クリューガー大統領の肖像は、金と紺碧色のエナメルによって美しく彩られています。彩色によって上品かつ存在感のある逸品に仕上がっています。その周囲に18金の装飾枠を巻き、美しく豪華なコインジュエリーに仕立てました。アンティークと現代の技術の融合。世界で一品だけの特別なコインペンダントです。