戦前のアメリカで発行、使用されていた5セントを用いたコインペンダント。周囲にはシルバーの枠を巻き、その上から赤色の鮮やかなエナメル加工を施しています。

　表面にはネイティブアメリカン（インディアンの総称）の横顔、裏面はアメリカバイソン（バッファロー）が表現されたアメリカらしいデザインです。表面の図柄はJames Earle Fraser氏がスー族の酋長、アイアン・テールをモデルとして作成した云われています。裏面にはバッファローがたくましく表現され、上下に国名と額面が刻まれています。


　デザインから「インディアンヘッド」「バッファローニッケル」と称される5セント白銅貨は、1913年～1938年の26年間でおよそ12億枚が製造され、アメリカ史上を代表するコインのひとつに数えられています。

　彫刻家のジェームズ・アール・フレイザーが手掛けたインディアン像は、スー族のアイアンテイルやシャイアン族のイシャイニシュスなど著名なネイティブアメリカンの酋長たちをモデルにして製作されました。
　また、裏面のバッファロー像はニューヨークのセントラルパーク動物園で飼育されていた「ブラックダイヤモンド」の愛称で親しまれたアメリカバイソンがモデルになっています。

　この5セント白銅貨はネイティブアメリカンの文化を写実的に表現した傑作として評価され、コイン収集家をはじめ幅広い世代のアメリカ人に親しまれました。


※ネックチェーンは別売りです。