- 古代ローマ カッシウス・ロンギヌス発行 デナリウス銀貨 リベルタス女神
商品説明
《ガイウス・カッシウス・ロンギヌス 行軍中発行》
ガイウス・カッシウス・ロンギヌス(BC86-BC42)はマルクス・ユニウス・ブルートゥスの盟友であり、共和主義派の元老院議員の中心的人物。ユリウス・カエサルの暗殺を企て実行した首謀者の一人として名高い。カエサル暗殺後はシリア属州へ逃れ、オクタヴィアヌスやマルクス・アントニウスらカエサル派との対決姿勢を強めた。
このコインはマケドニアに逃れたブルートゥスと合流した後、自軍の兵士たちに支給するため発行され、紀元前42年初頭にイオニア地方の主要都市スミルナ(*現在のトルコ西部,イズミル)で製造された。表面には自由の女神リベルタスが表現され、カエサルによる独裁からの解放を主張している。
カッシウスとブルートゥスの軍は紀元前42年10月、ギリシャのフィリッピ平原でオクタヴィアヌスとアントニウス率いる連合軍と対決。カッシウスはアントニウス軍に追い詰められた末、敵兵の手にかかる前に自決し、ブルートゥスもまた同じ道を辿った。