• コンゴ カタンガ国 1961 1フラン バナナ/カタンガクロス
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【英国バーミンガムのキングスノートン金属会社によって製造】


 コバルトやウラン、銅など地下資源が豊富なコンゴ南部のカタンガ州は、1960年のコンゴ独立に際して分離独立を宣言し、傭兵部隊や国連軍の介入によってコンゴ動乱に発展した。独立を宣言したカタンガでは独自通貨「カタンガ・フラン」が導入され、旧宗主国ベルギーのフランと等価に設定された。1米ドル=約50フランに等しかったが、徐々に価値は低下し1962年末には約195フランになった。

 コインは1フランと5フランが発行され、通常流通用では青銅貨、海外の収集家向けには金貨で製造された。コインに表現されたクロスは13世紀からカタンガで使用されていた約1kgの大型銅貨であり、奴隷貿易でも使用されていた。
独立宣言後に制定されたカタンガ国旗や国章にもその図像が採用されていた。

 独立宣言後のカタンガ国は旧宗主国のベルギーをはじめ欧米諸国に支援されていたが、正式な独立国としての承認を受けることは無かった。1962年12月に首都エリザベートヴィルで国連軍とカタンガ憲兵隊が衝突し、国連軍が首都を制圧。1963年1月に最後の拠点コルヴェジが陥落したことでカタンガ政府は消滅し、コンゴの一州として統合された。


 

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