- フランス領インドシナ連邦 1938 5サンティーム マリアンヌ
商品説明
フランス領インドシナ連邦(*通称:仏印)は現在のベトナム、ラオス、カンボジアを包括し、アジアにおけるフランスの重要拠点となる植民地でした。現地ではインドシナ銀行(*漢名:東方滙理銀行)が発行するピアストルが法貨とされ、1ピアストル=100サンティームで流通しました。
コインの表面にはフランス共和国を具現化したマリアンヌが表現され、左右には富を象徴するコルヌ・コピア(*豊穣の角)、下部にはフランスの国是「Liberté, Égalité, Fraternité (=自由, 平等, 博愛)」銘が配されています。
裏面にはインドシナ半島の稲作文化を反映して稲穂が表現されています。インドシナで生産された米は中国に輸出され、植民地経営の重要な収入源となりました。