表面には
マリア・テレジア(1717-1780)の横顔肖像が打ち出され、周囲部には尊称号「
M・THERESIA・D・G・R・IMP・GE・HU・BO・REG・ (=マリア・テレジア 神の恩寵によるローマ皇后 ドイツとハンガリーとボヘミアの女王)」銘が配されています。
裏面にはハプスブルク王朝を象徴する「双頭の鷲」が表現され、周囲部には「
ARCHID・AUST・DUX・BURG・CO・TYR (=オーストリア大公・ブルグント公爵・チロル伯爵)」銘が配されています。
マリア・テレジア (1744年)
縁部分(エッジ)には「
IUSTITIA ET CLEMENTIA (=正義と慈悲)」の陽刻銘が確認できます。