• ウェスパシアヌス帝/ティトゥス
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 ウェスパシアヌス帝(在位:AD69-AD79)は財政や法務などにも経験豊富な軍人であり、ネロ帝亡き後の混乱を収めて皇帝に即位しました。即位後は二人の息子ティトゥスとドミティアヌスを補佐役として政権運営を行い、財政改善や対ユダヤ戦争などを遂行しました。10年に及んだ彼の治世は堅実であり、実務的で無駄を嫌うものであったと云われています。また、彼の治世中にローマの円形闘技場「コロッセオ」の建設が行われ、ローマ史にその名を遺しました。

 裏面には息子ティトゥスの横顔肖像が打ち出されています。表面の父親とよく似た顔つきであり、親子の血縁関係性を示しています。副帝(CAESAR)に任じられたティトゥスは父帝ウェスパシアヌスをよく補佐し、特に軍事面で優れた指導力を発揮したと伝えられています。皇帝即位後は人徳を重視した政治を行い、治世最初期に発生したヴェスヴィオ火山の噴火に際しては迅速な復興を指揮しました。


 

価格:71,500円(税込)