1967年6月10日、ニュージーランドでは従来使用されていた「ポンド=12シリング=240ペンス」の十二進法から「1ドル=100セント」の十進法への通貨制度切り替えが実施されました。この時、旧1シリングは新10セントに相当したため、新たに発行された5セント、10セント、20セントはそれぞれ等価の6ペンス、1シリング、1フローリンと同じ大きさ、重量、白銅素材で製造されました。(*表面のエリザベス2世の肖像と裏面のデザインは刷新)

　1967年から新たに発行された10セント白銅貨には「10」の数字と共に、1シリングに相当することを示す「ONE SHILLING」が併記されました。国民にわかりやすいようにする配慮から1969年銘まで実施され、移行期間を終えた1970年銘からは「ONE SHILLING」の表記は削除されました。


※ネックチェーン別売り