- ビザンチン帝国 フォリス銅貨 ユスティヌス2世&ソフィア妃
商品説明
ユスティヌス2世(在位:565年~578年)はユスティニアヌス1世の時代に近衛隊長を務め、その後継者となった。治世中は財政再建などの功績がみられるが、前帝の治世中に拡大した領土の維持には困難が相次いだ。ペルシアやドナウ、イタリア方面の国境が度々脅かされた末、ユスティヌス自身も精神状態が不安定となり、幼馴染みの将軍ティベリウスを後継者に定めて引退した。
皇妃ソフィアは前帝ユスティニアヌスの皇妃テオドラの姪とされ、彼女を妻にしたことでユスティヌスの皇位の正統性が高められた。コインには皇帝と皇妃が並んで表現されており、二人の権威が等しかったことがうかがえる。