英国王 ジョージ6世 ジョージ6世 (在位:1936年~1952年)は兄エドワード8世の退位に伴い即位しました。吃音症に悩まされながらも、第二次世界大戦の困難な時代を統治した名君として、そして現在の英国女王 エリザベス2世の父としても知られます。ジョージ6世の物語は2010年の映画『英国王のスピーチ』で取り上げられ、広く世界に知られるようになりました。
コインの表面には、ジョージ6世の凛凛しい横顔肖像が打ち出されています。両面には即位時のジョージ6世の尊称号「
GEORGIVS VI D:G:BR:OMN:REX FID:DEF σ IND:IMP (ジョージ6世 神の恩寵たる全英国の王 信仰の守護者にしてインド皇帝)」銘が刻まれています。第二次世界大戦後の1947年に英領インド帝国は独立したためジョージ6世は歴史上最後のインド皇帝となりました。独立以降のコインからは、インド皇帝を示す「IND:IMP」銘は削除されています。