※画像のコインは「1942」年銘ですが、実際のコインは「1938」年銘です。 イギリスの古い言い伝えでは、結婚式で花嫁の左の靴の中に6ペンスコインを入れておくと、その後の結婚生活が幸せでお金に不自由しなくなると云われています。そのため、英国文化圏では古くから6ペンス銀貨はラッキーコインとして親しまれてきました。18世紀から歌い継がれてきたイギリスの民謡「マザーグース」には「6ペンスの唄」も含まれており、一般市民にとってなじみの深いコインでした。
御守りにもなるラッキーコインとして、お財布に入れても、プレゼントにも最適なコインです。
英国王 ジョージ6世 ジョージ6世 (在位:1936年~1952年)は兄エドワード8世の退位に伴い即位しました。吃音症に悩まされながらも、第二次世界大戦の困難な時代を統治した名君として、そして現在の英国女王 エリザベス2世の父としても知られます。ジョージ6世の物語は2010年の映画『英国王のスピーチ』で取り上げられ、広く世界に知られるようになりました。
コインの表面には、ジョージ6世の凛凛しい横顔肖像が打ち出されています。両面には即位時のジョージ6世の尊称号「
GEORGIVS VI D:G:BR:OMN:REX FID・DEF・+・IND・IMP (ジョージ6世 神の恩寵たる全英国の王 信仰の守護者にしてインド皇帝)」銘が刻まれています。第二次世界大戦後の1947年に英領インド帝国は独立したためジョージ6世は歴史上最後のインド皇帝となりました。独立以降のコインからは、インド皇帝を示す「IND・IMP」銘は削除されています。