- ローマ教皇領 1867 大型メダル 聖ペテロ&聖パウロ
商品説明
ヴァチカンが聖ペテロと聖パウロの殉教1800年を記念して発行したブロンズメダル。表面には背光がさす聖ペテロと聖パウロの横顔像が打ち出されています。裏面には当時の教皇ピウス9世による銘文が刻まれています。
パウロ(またはサウロ)はAD5年頃、小アジア南部 キリキア地方の中心都市タルソスに生まれたユダヤ人でした。彼はローマ市民権を有する知識人であり、若い頃は熱心なユダヤ教徒だったとされています。キリスト教徒を迫害する立場にありましたが、AD34年頃にイエスの声が聞こえ、目が見えなくなってしまいました。一人のキリスト教徒が彼のために祈ると、その目から魚の鱗のようなものが落ち、再び見えるようになったことで、キリストの教えを信ずるようになりました。この説話から「目からウロコ」という言い回しが広まりました。
聖パウロは同時期に殉教した聖ペテロと共に、ローマカトリックにおける重要な聖人とされ、歴代教皇の名にも取り入れられています。その姿はヴァチカンが発行したコインのデザインとしても採用され、カトリックを象徴する聖人として広く認識されました。