【ローマ千年祭記念貨】 フィリップス1世はAD248年、ローマ建国千年を祝う大規模な祝典を開催しました。ローマには帝国中から猛獣や珍獣が集められ、円形闘技場コロッセオでの剣闘士試合が連日催されました。帝国中から連れてこられた動物達は物見高いローマ市民の好奇心を満足させ、その姿は同年に発行されたコインの記念モティーフとして採用されました。
このコインに表現されたライオンはアフリカから連れてこられたものであり、コロッセオで剣闘士との戦いに駆り出されたとみられています。
闘獣士とライオンの戦いを描いた古代ローマの絵画