- 神聖ローマ帝国 1611 ターレル銀貨 ルドルフ2世
商品説明
17世紀初頭の神聖ローマ帝国で発行されたターレル銀貨は、品質、重量等からヨーロッパで広く好まれ、特にドイツを中心とする地域では交易決済手段として多く用いられました。当時のドイツではカトリックとプロテスタントの対立が激化し、宗教対立が大きな社会問題になっていました。
しかし皇帝ルドルフ2世は政治にほとんど関与せず、自らの趣味に没頭する生活を送りました。ウィーンからプラハに移った後はフラチャニー城に籠もり、錬金術や占星術、骨董・美術収集に熱中し、珍奇な文物に囲まれた独特な空間を創り出しました。