- ニュージーランド 1943 6ペンス銀貨 ジョージ6世/フイアバード
商品説明
フイアバードは和名を「ホオダレムクドリ」といい、黒い羽に頬の部分だけが朱色の特徴を持つ。20世紀初頭までニュージーランドの北島に生息していた。かつてはマオリ族の酋長の羽飾りなどにも利用されていたが、森林の伐採や乱獲によって個体数を減らした。王子時代のジョージ5世がニュージーランド訪問の際、現地で贈られたフイアバードの羽根を帽子につけて帰国したことから、イギリスの上流階級で流行し乱獲に拍車がかかったとも云われる。
1907年以降は目撃情報などが確認されず、絶滅したと考えられている。そのためフイアバードの現存する羽根は高値で取引され、2010年のオークションでは一枚の羽根に50万円以上の落札値がつけられた。