• ドイツ領東アフリカ 1910 1ルピー銀貨 ヴィルヘルム2世
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 ドイツ領東アフリカは現在のタンザニア、ルワンダ、ブルンジを包括したドイツ帝国の植民地。第一次世界大戦後のヴェルサイユ条約によりドイツは領有権を放棄し、イギリスとベルギーによって分割された。

 当時、タンザニア沿岸部のインド洋では英領インド帝国の1ルピー銀貨が広く流通していた。このコインは同地域で流通させる為、ドイツ本国の造幣局で製造された。銀の含有率や重量、直径などは英領インドのルピー銀貨と同規格で造られている。
 表面に打ち出された、兜を被った皇帝ヴィルヘルム2世の軍装胸像は、ドイツ本国のコインでは使用されず、ドイツ領東アフリカのコインでのみ使用された。


 

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