古代ローマ帝国の最盛期に造られた本物のコインを使った、世界に一つだけのコインリング。裏面のデザインが確認できるよう、表からは見えない部分に穴を空けています。
使用しているコインは、ハドリアヌス帝の治世に造られた
デナリウス銀貨です。当時のデナリウス銀貨は銀の純度が高く、蓄財用として貯め置かれていたものが多く出土しています。
ハドリアヌス帝(在位:AD117年~AD138年)はローマ五賢帝の一人に数えられた名君であり、イギリスの古代遺跡「ハドリアヌスの長城」でも知られます。日本では映画『テルマエ・ロマエ』で一躍その名が知られるようになりました。また、彼は「旅する皇帝」とも呼ばれ、在世中は帝国の各地を巡幸視察しました。その足跡は、北はブリテン島~南はエジプトまで果てしなく広がっています。
ハドリアヌス帝はローマ皇帝として初めて豊かな頬髯を蓄えたことでも知られています。ハドリアヌス帝が頬髯を蓄えた理由は定かではなく、ギリシャ文化趣味の表れとも、戦闘中に付けられた頬の傷を隠すためとも云われています。しかし彼の後の歴代皇帝たちは、続けて頬髯を生やすスタイルを継承しました。その姿は、当時発行されていたコインにも明瞭に表されています。
※全ての古代コインジュエリーには、コインが本物であることを保証する当社発行の「コイン保証書」が付属します。※リングサイズの直しも承っております。お気軽にご相談下さい。
コインの表面には、ハドリアヌス帝(在位:AD117年~AD138年)の横顔肖像が打ち出されています。頭部には月桂冠を戴き、左肩には衣をかけています。その周囲部にはハドリアヌス帝の称号「IMP CAESAR TRAIAN HADRIANVS AVG (最高司令官トラヤヌス・ハドリアヌス皇帝)」銘が細かく刻まれています。
コインの裏面には先見・予知を司る女神 プロヴィデンティアの立像が表現されています。女神は左手で笏杖を持ち、足下には球体を据え置いています。左右には「PRO AVG (プロヴィデンティア女神)」銘が刻まれています。