• カルタゴ タニト神/馬
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 紀元前3世紀のカルタゴで発行された銅貨。ハンニバルが活躍した第二次ポエニ戦争の時期に発行され、当時のカルタゴ市民が日常生活で使用したとみられています。

 フェニキア人は現在のレバノンから地中海各地にかけて交易路を拡大させた民族です。海洋術に長けたフェニキア人は各地に植民都市を建設し、その中でも特に海洋大国にまで成長したのが現在のチュニジアの地に建設されたカルタゴです。チュニジアの首都チュニス近郊を拠点とし、イベリア半島やシチリア島にまで勢力圏を拡大させたカルタゴは、ポエニ戦争によってローマに滅ぼされるまで西地中海の有力国として繁栄しました。


 表面に表現されたタニト神はカルタゴの守護女神として篤く信奉された大地母神であり、雷神バールの妻とされていました。古代カルタゴでは夫婦の間に生まれた長子が男児であった場合、その幼児を生贄としてタニト神に捧げていたと云われています。

 裏面の馬はカルタゴ軍の騎馬軍団を示すデザインとされ、カルタゴで発行されたほぼ全ての種類のコインに表現されています。当時のポエニ戦争時でも戦象と並び、カルタゴ軍にとって重要な動物として大切にされていました。


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                ザマの戦い (第二次ポエニ戦争、紀元前202年)


 

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