• プロイセン王国 1/3ターレル フリードリヒ大王
209936_01.jpg
  • 価格:0円(税込)

商品説明

▼ 商品説明の続きを見る ▼

注文

在庫 ×

お気に入りに追加済

 18世紀のドイツ、プロイセン王国で発行された1/3ターレル銀貨。このコインはフリードリヒ2世の治世下、首都ベルリンの造幣局で造られました。
 当時の1/3ターレル銀貨は銀品位66.6%であり、庶民や田舎の商人などが手にするような一般的な銀貨でした。そのような銀貨がほぼ未使用かつ素晴らしい状態で残されているのは、まさに奇跡的といえます。240年以上前に造られたコインですが、傷や磨耗はほとんど見られず、むしろ経年変化のトーンが美しさと歴史に箔を与えています。ドイツコインの収集家や、世界史に興味のある方にはお薦めのコインです。

 フリードリヒ2世(在位:1740年~1786年)は当時ドイツの新興国であったプロイセン王国を、ヨーロッパの有力国に発展させた名君です。同時代のオーストリアを統治した女帝マリア・テレジアと生涯にわたって対立し、周辺の大国を敵に回しながらも勝利した国王として「大王」と呼ばれています。

         Friederick.jpg

                    『フリードリヒ大王』

 オーストリア継承戦争や七年戦争を通じ、プロイセンの勢力を拡大させた大王は、他のヨーロッパの君主や文化人からも尊敬を集めていました。また文化や学問、芸術にも造詣が深く、哲学者ヴォルテールとは文通仲間でした。
 大王自身はフルートの名手として知られ、宮廷に音楽家を集めて演奏会を催したり、自ら作曲も手掛けるなどの腕前を披露しました。

 また国内産業の発展にも精力的に尽力し、寒冷地でも育つジャガイモの栽培を奨励し、ドイツの名物食材にしたのも大王の功績と云われます。「啓蒙専制君主」と評されたフリードリヒ大王は、ドイツ近代化を推進した偉人の一人として、今ではドイツのみならず世界中で根強い人気があります。


 

価格:0円(税込)