• ローマ帝国 アウレウス金貨 ハドリアヌス帝
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 古代ローマ帝国の最盛期、ハドリアヌス帝の治世に発行されたアウレウス金貨。このコインは、ハドリアヌス帝の治世最初年に造られたとみられています。

 当時のアウレウス金貨は一般市民が手にする機会はほとんど無く、主に貴族や大資産家、高級軍人などに限られていました。こうした金貨は、ローマ帝国への納税や皇帝への献納、個人や国家の蓄財、公共事業の出費を賄うために使用されたと考えられています。ローマ帝国時代の、ごく限られた上流階級しかお目にかかることの出来なかった、特別な金貨です。

 表面にはハドリアヌス帝(在位:AD117年~138年)の胸像が打ち出されています。その風貌はまだ若く、後年に発行されたコインに刻まれた、堂々たる皇帝の風格とは異なっています。
 ハドリアヌス帝はローマ帝国の版図を史上最大にしたトラヤヌス帝の後継者であり、広大な大帝国を継承しました。彼は通称「旅する皇帝」とも呼ばれ、ローマ帝国の各地を自ら巡幸・視察したことで知られています。日本でも映画『テルマエ・ロマエ』に登場したことから、その名が広く知られました。

 裏面には運命を司る幸運の女神 フォルトゥーナの坐像が表現されています。フォルトゥーナ女神は左腕にコルヌ・コピア(豊穣の角)を抱き、右手で運命の流れを変える舵を握っています。

 この金貨はハドリアヌスが皇帝に即位した最初の年に造られたものとされます。このことから、新皇帝から軍に対するあいさつ代わりの褒賞金か、もしくは帝国政府の新たな出費の一部に使われたものとみられています。


 

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