商品説明
☆純潔を守る月の女神アルテミスと、その双子兄アポロ神が刻まれた大型銀貨
☆アルテミス女神の美しい胸像は、ギリシャとローマの芸術の融合によって生み出されました。
☆表裏共に素晴らしいデザイン、彫刻をみせる逸品です。
紀元前2世紀半ばのマグネシアで造られたテトラドラクマ銀貨。表面には、月と狩猟を司る純潔の女神アルテミスの美しい肖像が打ち出されています。頭部には冠を戴き、肩には矢筒を背負っています。かつて小アジアではアルテミス信仰が栄え、マグネシアにもアルテミス女神を祀る神殿が建立されたと云われています。
裏面にはアルテミスの双子の兄であり、芸術と牧羊を守護する光明の美男神アポロが表現されています。裸のアポロ神は、自らを象徴する月桂樹のリースに囲まれ、三脚台にもたれかかる様子で表現されています。右端には発行都市マグネシアを示す「ΜΑΓΝΗΤΩΝ」の銘が刻まれています。
小アジア、イオニア地方に流れるマエアンデル川の北方に存在したマグネシアは、紀元前7世紀頃にミレトスからの移住者によって建設されました。このコインが発行された紀元前2世紀中頃はローマの影響下にあり、当時の都市行政長官エラシッポス(アリステオスの息子)の治世下で発行されました。