商品説明
軍人皇帝時代の古代ローマで発行された貴重なコインを、コインペンダントとして生まれ変わらせました。周囲部の枠は当社の完全オリジナルであり、熟練の職人による手作業で作り上げました。世界に一つしかない、完全一点モノです。尚、バチカン(チェーンを通す部分)には麦穂のデザインをあしらいました。
表面にはウァレリアヌス帝の肖像が打ち出されています。当時としては高齢の60歳近くで即位したウァレリアヌス帝は、息子であるガリエヌスを共同統治帝に任じ、蛮族の侵攻や東方の脅威に対処しようとしました。ウァレリアヌス帝は自ら軍を率いてササン朝ペルシアの軍勢と戦いましたが、ペルシア王シャープール1世との和睦会談の席で捕えられ、そのままペルシアの捕囚となりました。ウァレリアヌスはローマ帝国史上極めて稀な、「捕虜になった皇帝」として記録されています。息子のガリエヌス帝をローマに残していたため、後継には問題ありませんでしたが、ウァレリアヌスがローマへ帰されることはありませんでした。シャープール1世は捕囚の身となったこのローマ皇帝を、馬に乗るときの踏み台にしたとか、その死後は剥製にしてペルシアの神殿内に保存したなどと云われています。しかしそれらの逸話は想像からきた噂話の域を出ず、信憑性は薄いと考えられています。