古代ローマ帝国の最盛期、トラヤヌス帝の治世に発行された貴重なコインを、本格的な古代コインペンダントとして生まれ変わらせました。コインは経年を感じられる重厚な質感で、風格を感じるペンダントです。コインの枠には古代風の細かい装飾を施し、バチカン部分には矢羽をデザインしました。
このコインはトラヤヌス帝の治世末に、シリア属州の都市ラオディケイア(現在のシリア西部 ラタキア)で造られ、当時実際に現地で流通していたものです。
表面には月桂冠を戴く
トラヤヌス帝(在位:AD98年~AD117年)の横顔肖像が打ち出されています。五賢帝の一人にも数えられたトラヤヌス帝は、積極的な領土拡大策を推進した武帝として知られ、その治世中にローマ帝国の版図は史上最大となりました。まさに最盛期を創出した大帝です。このコインが造られたAD115年からAD116年にかけては、トラヤヌス帝自ら東方のパルティアへ遠征を行い、メソポタミア地方を獲得するなど目覚しい活躍をみせました。
トラヤヌス帝治世下のローマ帝国版図 裏面には、
幸運を司る運命の女神 テュケが表現されています。ローマでは「フォルトゥーナ」の名で知られたテュケ女神は、コイン上では城壁冠を被っています。これはテュケ女神が発行都市ラオディケイアの守護女神であることを示しています。右下に刻まれた「ΓΞΡ」の銘は、カエサレア暦の「163年」を示すものであり、コインが発行されたAD115年~AD116年を表しています。
その日の気分によって両面リバーシブルでご利用いただけます。ローマ最盛期の皇帝と幸運の女神、お守りにも最適な組み合わせです。