商品番号:661579
- 発行国:
- ローマ帝国政
- 造幣都市:
- ヘラクレイア
- 発行年:
- AD325-AD326
- 額面:
- センテニオナリス
- 金性:
- Billon
- 表面図柄:
- ファウスタ皇妃
- 裏面図柄:
- ファウスタ皇妃立像
- サイズ:
- 19.2mm
- 重量:
- 2.07g
- 資料:
- RC16572
- 状態:
- VF-
ファウスタはコンスタンティヌス1世の皇妃。マクシミアヌス帝の娘として生まれ、兄はマクセンティウス帝。複雑な権力闘争の最中、父親と兄はコンスタンティヌス1世によって滅ぼされました。
ファウスタは自らの子供達に帝位を継承させるため、コンスタンティヌスと前妻の間に生まれた長男クリスプスを不義密通の罪で処刑させます。一説にはファウスタは義理の息子であるクリスプスに言い寄り、拒絶されたことへの復讐として虚偽の告発をしたといわれます。このことを知ったコンスタンティヌス1世はファウスタを蒸風呂に閉じ込め、蒸気の温度を異常に上げて窒息死させたとされます。
コインの裏面には、ヴェールを被るファウスタが表現されています。細かく見ると、胸部のあたりに二人の乳飲み子がいるのが確認できます。コンスタンティヌスとファウスタの間には5人の子どもたちが産まれ、それぞれ皇帝・皇妃になりました。皇妃であり、帝国の母であるファウスタ像を表現しているとみられます。