商品番号:225004
- 発行国:
- スペイン領新大陸
- 地方名:
- アルト・ペルー
- 造幣都市:
- ポトシ
- 発行年:
- 1771
- 額 面:
- 8レアル
- 金 性:
- Silver917
- 表図柄:
- 額面&年銘
- 裏図柄:
- エルサレム十字
- サイズ:
- 30mm
- 重 量:
- 26.83g
- 資 料:
- KM45
- 状 態:
- VF toned
18世紀のスペイン領、銀山都市ポトシで造られた8レアル銀貨。「ピースオブエイト」の愛称でも知られ、スペイン領時代の南アメリカで広く使用された銀貨です。
現在のボリビア南部に位置するポトシは、スペインによる征服後に銀山都市として開発され、産出される豊富な銀はスペイン本国とヨーロッパ、太平洋を越えたアジアの経済にまで影響を与えました。産出された銀は精錬後に棒状にされ、重さごとに切り分けた後、ハンマーで刻印が打たれてコインとなりました。こうしたコインは「Cabo de Barra(棒の切れ端)」から「コブコイン」と呼ばれています。歪な形状のため上手く刻印を打ち込めず、形も不揃いですが、植民地時代の新大陸の富を象徴するコインとして、アメリカをはじめ世界各地で根強い人気があります。
コブコインはカリブ海の沈没船や埋蔵宝物の主要品として多く発見されています。ピースオブエイトはカリブの海賊達にとって主たる掠奪の対象であり、自らの大切な財産でもありました。
お客様の声
ビアフラ様 | 投稿日:2022年11月22日 |
おすすめ度: | |
ペルーに関しては、A.フジモリ大統領が自国に民主主義を根付かせるために政権を担っていたという程度の認知度でした。ですがヨーロッパ史においてスペイン王国がポトシ銀山を発見、世界中にその銀が席捲したという事実を知らなければこの8レアル銀貨に巡り合えなかったろうと思います。
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お店からのコメント